ひと昔前は「出張撮影」のフォトグラファーはほとんどいませんでしたが、ここ数年で出張撮影をおこなうフォトグラファーが爆発的に増え、神社や公園などでお客様の撮影をおこなう出張撮影のフォトグラファーをよく見かけるようになりました。
特に七五三シーズンは一年で最も出張撮影がピークを迎える時であり、社寺へ行くと数組、多い時は10組以上の撮影を見かけることもあります。
そして、年々、出張撮影のフォトグラファーの人口も増えており、今年もまた多くの出張撮影フォトグラファーが開業していると思います。
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カメラが人気になって活気が出ることはとても喜ばしいことですが、それと比例して残念なことも目に付くようになりました。
ニュースで度々、撮影者のマナーの問題が取り上げられておりますが、それは出張撮影でも例外ではなく、年々マナーの問題が出てきています。
特に社寺においては一般的なロケーションではなく、本来、撮影をする場所ではありませんので、社寺の作法やマナーを守ることが大前提となります。しかしながら、出張撮影による社寺でのマナーの問題が増えてきており、中には社寺関係者の方へ悪態をつくケースもあり、残念ながら出張撮影に対して制限をされる社寺も増えてきております。
社寺だけでなく、公園や海岸、施設なども同じで、許可を得ずに撮影をおこなうケースやお客様の妨げになる行為などもあり、また、立入禁止の花壇の中に子供を入らせて撮影をおこなうなど、非常に残念な撮影を行われるケースも増えてきました。
お客様のために綺麗な美しい写真を撮ること、思い出に残る写真を撮ることはとても素晴らしいことですが、それらは全てモラルやマナーを守った上で成り立ちます。
当協会では、社寺や公園などでの撮影についてのマナーなど、基本的なことから様々なケースに対応できる知識、また、公園や海岸など撮影までの手続きの仕方から、それ以外に出張撮影に必要になる情報、知識を一人一人のフォトグラファーへ学んでいただける場を提供します。
これから出張撮影を始めるフォトグラファーには、出張撮影に必要な知識や撮影技術などの知識も提供いたします。
社寺や市、管理団体の関係者だけなく、第三者の方々にも安心していただける撮影をおこない、また、お客様には、撮影前の打ち合わせの段階から撮影終了、納品まで、気持ち良く安心していただき、出張撮影のイメージがより良いものになるよう、務めたいと思います。